下落相場で考える事

投稿者: | 2018-12-25

今日の日経平均は1000円(5%)を超える大幅安となり、凍えるような大寒波となりました。

私はいつも時価総額のそれほど高くない3~5銘柄に対して集中投資を行っており、その中でも上位1~2銘柄への資金集中度が高いので、地合いの良し悪しよりも決算内容や需給、著名個人投資家の買いや売り表明、果ては四季報のコメント等にも少なからず影響を受け、実際のところ「地合いが良くてもまったくダメ」というパターンになることがしょっちゅうあります。

ここ数年で一番ひどかったのが2016年末から2017年初頭にかけての日本ライフライン(7575)の相場で、今改めて5年チャートを見ると大した下落では無いように見えますが、株価(2分割前)は高値3000円付近から大底1800円くらいまで40%程下落しています。

それまでに大きく含み益が出ていたポジションもあったのですが、秋につけた高値付近で信用ポジションを大きく増やしてしまい、年が明けてからの急落でそれまでの利益をほぼ全て飛ばして、3月頃は信用余力もほとんど無い状態になってしまいました。

この時期、アメリカ大統領選でトランプが当選した翌日から「トランプラリー」が始まっていて、日本株の地合いも年末年始を挟んで好調が続いており、日経平均は16000円から20000円に到達というところまで伸びました。こういう時に自分の主力銘柄が地合いに完全逆行して日々値を下げていると、相場から完全に取り残された気分になりパソコンの電源をいれる気すら起こらなくなります。 自信はそこそこあったのですが、もし次の決算で負けたら手持ちのマンションを売却するつもりでした。

結果的にこの投資は大逆転となるのですが、結局、このような集中投資を行っている以上「地合いが良かろうが悪かろうが、上がる時は上がり下がる時は下がる」という宿命からは逃れられません。

相場の世界に身をおいて以降こういう事は日常茶飯事ですので、今日のようなアメリカの政治絡みの問題が引き起こすような暴落が起こっても「四季報にネガコメ出た時のほうが下落率大きかったなあ」というような感想しか出てこないわけです。

ちなみに、この日本ライフラインの下落相場が始まる少し前、 2016年6月23日にブレクジット(EUからの脱退を問う イギリス国民投票)が起こっており、開票日と重なった日の日経平均株価は1000円以上暴落しました。この数日後、当時大株主だった著名な個人投資家の方が変更報告書を出し、ブレクジットの数日後に20万株を市場内で処分していることがわかりました。

その後の相場を見ればこの処分はやや勇み足だったようにも見えるのですが、いずれにせよ、この手の地政学リスクが相場に及ぼす影響は時に過大評価されたり過小評価されたりと、いかに天才的な相場師であっても正確に読み解くのはなかなか難しいのかもしれません。今回のアメリカ発の暴落も、総合的な評価は難しく、仮にわかったとしても結構先の話になるような気がしています。

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